ソレノイドとは（1）へ

ソレノイドとは（3）へ

ソレノイドに内装される電磁コイルは通電により発熱します。
前項の時間定格を遵守した使用条件にてご使用頂くことにより、内部温度は105℃(弊社標準、周囲温度40℃にてご使用の場合)が上限となるように消費電力が設定されています。

ソレノイドの寿命は、可動鉄芯とパイプの摺動面の機械的摩耗による動作障害に大きく影響されます。
これより、可動鉄芯の表面に摩擦係数の少なくなる処理を施すことで寿命を延ばすことが出来ます。 標準的には、可動鉄芯：ニッケルメッキ〜パイプ：黄銅酸洗い(又は樹脂ボビン)で3〜5万回の寿命を保証しております。 なお、長寿命タイプは右記表1の組み合わせにて保証可能ですが、納期・コストに反映されますのでご相談下さい。	表3.　可動鉄芯・パイプ処理方法による寿命
	可動鉄芯の処理 パイプの処理 寿命 ニッケルメッキ なし 3万〜5万回 モリブデン処理 なし 30万〜50万回 モリブテン処理 モリブテン処理 約300万回 テフロン処理 モリブテン処理 約1,000万回

負荷・ストローク・吸引力・断続動作条件・周囲温度などのご使用条件により保証可能回数に相違が生じる可能性がありますのでご注意下さい。

	DCソレノイドは可動鉄芯の先端形状を変えることにより、種々の吸引力特性を得ることができます。

ソレノイドとは（1）へ	ソレノイドとは（3）へ
もっとソレノイドの詳細が知りたい！そんな方は、EDN Japan ソレノイドを使いこなす［2007年11月号］をcheck！